ベトナム難民3000キロ漂流、カメ食べ飢えしのぐ
昭和60年7月20日、3000キロ以上の漂流の末、救助されたベトナム難民は骨と皮だけにやせ細っていた。紙面では、難民が乗っていたボートは長さ10メートル、幅1.7メートルの木製。巡視船の乗組員が救助のために乗り移ると、難民たちは横たわったままで体を動かすこともできなかった。落ちくぼんだ目だけが大きく見開き、安どの表情が浮かんだ。エンジンルームの上にはカメの腹の一部が放置され、足だけでも15センチもあったらしく『ウミガメをつかまえて食いつないできたのでしょう』と乗組員。脱出当時は20人以上乗船していた模様−と伝えている。
















