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「猫の死亡通知」はがき公開 薩摩川内で夏目漱石展
(2009 10/21 06:30)
猫の死を伝える夏目漱石のはがき=薩摩川内市の川内まごころ文学館
 文豪夏目漱石(1867〜1916年)が、「吾輩は猫である」のモデルとなった飼い猫の死を弟子に伝えた自筆のはがきが20日、薩摩川内市の川内まごころ文学館の企画展「夏目漱石−漱石山房の日々」で公開された。「漱石のユーモア感覚を伝える貴重な資料」(同館)という。同展は11月23日まで。
 はがきは08年9月14日付で漱石が弟子の英文学者野上豊一郎と作家弥生子の夫妻に送ったもの。「(猫が)久々病気の処(ところ)療養不相叶(あいかなわず)、昨夜いつの間にか裏の物置のヘッツイの上にて逝去致候(いたしそうろう)」と始め、埋葬について「車屋をたのみ蜜柑(みかん)箱へ入れて裏の庭先にて執行仕(つかまつり)候」と報告。「但(ただ)し主人『三四郎』執筆中につき、御会葬には及び不申(もうさず)候」と結んでいる。
 はがきは漱石が49歳で他界するまでの約10年間過ごした、東京の自宅「漱石山房」で書いたとみられ、「猫の死亡通知」として角川書店の全集などに収められている。企画展では、ほかに漱石の原稿や書画など計97点を展示している。
 
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