やかぜ通信
 4年ぶり2度目の夏の甲子園に挑む神村学園ナイン。大舞台で飛躍を期す、選手たちの日々の姿を紹介する。
[関連記事]
〈7〉終わりと始まり
(2011-08-10)
涙にくれる選手を励ます保護者ら
 神村の夏は終わった。宿舎の「やっこ旅館」に戻ったナインを、そろいの赤シャツ姿の保護者やOBらが笑顔で出迎えた。緊張の糸が切れたか、選手らの目から涙があふれた。
 鹿児島大会の不調をばん回しようと臨んだ大迫は顔を覆い、下位打線から盛り上げようと意気込んだ田中は声をあげて泣いた。うなだれ、謝る選手らに保護者らは「よく頑張った」と声をかけ、ねぎらった。
 3年生にとっては高校最後の試合。なかなか涙の止まらないエース久保をOBたちが「おいおい、明日から夏休みだぞ。泣いてる場合か。眉毛もいじれるぞ」とからかって無理やり笑わせていた。
 一方、1、2年生は宿舎に入ると、早速ビデオでこの日の試合を振り返った。何が勝敗を分けたのか。この敗戦に何を学ぶか。答えを求める真剣な表情。柿澤は「この悔しさは新チームできっと生かす」と誓い、大坪と古賀は黙って画面を見つめ続ける。
 次のステップへ向けて前を見据える横顔が輝いて見えた。
=おわり=
 


2011/08/10 〈7〉終わりと始まり
2011/08/09 〈6〉寮長コンビ“活躍”
2011/08/08 〈5〉直前調整 OB支える
2011/08/07 〈4〉来年は僕らも行進
2011/08/06 〈3〉速球右腕は行進苦手
2011/08/05 〈2〉控え選手も舞台に
2011/08/04 〈1〉因縁の対決に挑む
戻る ]

373news.comに掲載しているコンテンツの著作権は、南日本新聞社または各情報提供者にあります。2次利用の可否は読者室までお問い合わせください。
Copyright Minami-Nippon Shimbun. All rights reserved.