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11/06/03 本紙掲載
【南日本招待高校野球】
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| 第41回南日本招待高校野球は5月14、15の両日、鹿児島市の県立鴨池球場であり、大垣日大(岐阜)、報徳学園(兵庫)に県勢6校が挑んだ。大垣日大は葛西はじめ投手陣の粘りの投球術で逃げ切り、報徳学園は勝負どころできっちり決める打線の活躍で打ち勝った。県勢の印象や日ごろの練習について、大垣日大・高橋正明監督代行と報徳学園・永田裕治監督に聞いた。(長野享志) |
自主性育て 強さつかむ
報徳学園・永田 裕治監督
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「個々にレベルが高い。鹿児島実は総合力がずばぬけており、鹿屋は粘り強い。印象深かったのは鹿児島南の笛田投手。あのスピードは素材がいいからこそ出せるもの。全国を探してもなかなかいない。驚いた」
-県勢の弱みは。
「盗塁を仕掛けやすかった。どのチームも投手が変化球を投げる際のクセをはっきり見抜けた。こういった、一目では分からない、記録に残らないところにも勝敗を分けるポイントがある。し烈な県予選を勝ち上がるには、細かいところにも細心の注意を払って優位に立つことが必要だ」
-失投を見逃さない、勝負強い打線だった。育成の方法は。
「学校の方針で野球部専用のグラウンドがなく、日ごろの練習は限られた内容になる。その中で、いかに集中力を持って、それぞれのメニューに取り組むかが大きな柱だ」
「全員、同じメニューに取り組ませる。特別扱いは一切せず、かといって競争をこちらからあおることもしない。生徒それぞれが目的を設定し、考えることで自ら強さをつかんでいく。毎年末と正月に部員全員が部費を稼ぐアルバイトをしていることも、自分と野球を見直し、自主性を育てる一助となっている」
-今大会の収穫は。
「2年生が多く、チーム力があるといえない私たちが、鹿実に打ち勝てたのは大きな収穫。夏へ向けていい弾みになった。初先発の徳永が好投したことも好材料だ」
基本忠実に 全力尽くす
大垣日大・高橋正明監督代行
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「エンドラン攻撃や守備のバントシフトなど、決断力と思い切りの良さが目立ち、全チームに勢いがあった。九州全体にいえることだが、スタンド、ベンチとも声を出し、勢いをつくろうという姿勢が一貫している」
-試合を通して感じた県勢の弱点は。
「守備範囲が狭く感じた。私たちが守っていたとすれば、安打のおよそ3割は止められた。捕られていれば勝機を失っていただろう。打者への反応、一歩目の動き出しを意識的に練習すれば克服できる」
-堅守でならす選手の育成方法は。
「練習の大半をノックに割く。走者を置き、死んだ打球を繰り返し処理することで球際の守りを磨く。トーナメントは守備力で勝つもの。守りの甘い選手は、どれほど打撃に秀でていても試合には出さない」
「打撃は、いかに好機を確実に生かすかを念頭に練習する。あくまでも中堅から逆方向に、基本に忠実かつ丁寧な打撃を反復させる。パワー不足を克服するためノックやランニング中にも全員が5キロの砂袋を背負い、下半身をいじめた。成果が出つつある」
「基本に忠実に、全力を出し切るのが高校野球。阪口監督は『甲子園への近道は、人間力を磨くこと』と、学業も含め全力で取り組み、全ての面で模範となるよう指導している。全力を尽くして日常を送る人間は、どんな大舞台、ピンチにも力を出し切れるからだ」
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