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何でも質問隊

NIE
2008/09/09 本紙掲載

家で作る氷 なぜ白いの

池田学園池田小5年(鹿児島市山田町)
轟木 美来(とどろき・みく)さん

 夏は飲み物によく氷を使います。お店に置いてある氷は透明(とうめい)なのに、家で作る氷は中が白で、外側は透明になっています。どうして家とお店では違うのですか。どうやったら家でも透明な氷が作れますか。

お答えします

小塩 哲朗(おじお・てつろう)さん
名古屋市科学館学芸課


−水に溶けた空気 白く見える−

 水道水を入れた製氷皿(せいひょうざら)を冷凍室(れいとうしつ)に入れると、だんだんと冷やされて、零(れい)度よりも下がると氷ができはじめます。このとき、製氷皿のひとつひとつのブロックを見ると、まわりから氷になっていきます。

 完全(かんぜん)に凍ってしまう前は、まわりが氷で、真ん中が水のままなのです。水道水には、少しだけですが空気が溶(と)け込んでいます。水の温度が下がって凍(こお)りはじめると、中に溶けている空気は、氷の部分から追い出され、まだ水のままでいる真ん中の部分に集まっていきます。

 凍りはじめにできた氷はまじりけがないので透明(とうめい)です。このまま冷やされ続けると、やがて真ん中の部分、つまり空気が溶けている水まで凍ります。それまで水道水に溶けていた空気は、小さい泡になり、白く濁(にご)って見えます。つまり、家にあるような製氷皿で作った氷は、まわりが透明で、真ん中が白く濁っているものがほとんどです。

 では、どうしたら全部が透明な氷を作ることができるのでしょうか。そのためには、まず溶け込んでいる空気が少ない水を使うことです。水道水を一度沸騰(ふっとう)させて中の空気を追い出してから冷ませば、そういう水を作ることができます。ただし、沸騰させてからあまりにも長い間ほうっておくと、せっかく追い出したのに、また空気が水に溶けていきますから注意しましょう。

 また、ゆっくり冷やすことも大切です。ゆっくり冷やせば、水が氷になる前に、溶けていた空気が逃げ出す時間ができるからです。製氷皿を発泡(はっぽう)スチロールの箱に入れ、それを冷凍室に入れれば、ゆっくり冷やすことができます。製氷皿が冷凍室のかべや床に直接くっつかないように、わりばしなどを下に敷くことなどでも冷え方をゆっくりにできるようです。ぜひ一度試してみてください。


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