2008/08/26 本紙掲載
鹿児島大学付属小2年(鹿児島市)
金澤 優杜(かなざわ・ゆうと)さん
| 地球は回っているのに、どうして人間は逆さまになって落ちないのですか? |
| お答えします |
中村 哲(なかむら・さとし)さん
鹿児島市立科学館次長 |
−引力で地球中心へ引かれる−
金澤君は雨の日に傘(かさ)をぐるぐる回して、雨の滴(しずく)を外側へいっぱい飛ばしたことはありませんか?
同じように地球が回っているから、地球の上にいる人間は地球の外へ振り飛ばされてしまいそうですね。金澤君が考えたように、地球の下の方、南半球にいる人は逆さまに落ちていっても不思議ではないような気がします。
でも、飛び出したり逆さまに落ちたりはしません。それは、人間が地球からとっても大きな力で、地球の中心に向かって引っ張られているからなのです。
この力を「万有引力(ばんゆういんりょく)」と言います。1666年にイギリスのニュートンが、枝から落ちるリンゴを見て発見したそうです。地球とリンゴ、地球と人間、リンゴと人間も引き合っています。もちろん、人間と人間も引き合っています。
物の質量(大きさや重さ)が大きいほど、その引力は大きくなります。ちなみに、60センチ離れた2人の間に働く引力は、地球の引力のおよそ10億分の1しかないそうです。
ところで、いろいろな世界新記録が出た北京オリンピックも終わりましたが、将来、月面オリンピックが開かれたらおもしろそうですよ。
引力が地球のおよそ6分の1しかない月では、ジャンプすると地球の6倍ぐらいは跳(と)び上がることができます。走り高跳びの選手はきっと、棒高跳びのバーを軽く超すことができるでしょう。バレーボールの選手はネットから、ずうーっと高く飛び上がって、すごいスパイクを打てそうです。審判の人も大変そうですね。 |
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