2008/07/22 本紙掲載
鹿児島大学付属小6年(鹿児島市)
神脇 希咲(じんわき・きさき)さん
| 毎日ごはんを食べる時に、おはしを使います。おはしはいつから使うようになったのですか。 |
| お答えします |
倉元 綾子(くらもと・あやこ)さん
鹿児島県立短期大学准教授 |
−1300年前、遣隋使持ち帰る−
日本人の食事作法(さほう)は「はしに始まってはしに終わる」といわれています。おはしと日本の食文化は密接に結びついているんですね。
おはしは日本だけでなく、中国や韓国など東アジア地域を中心に、広く使われている食器の1つです。世界では約30%の人がおはしを使っています。
歴史は古く、今から2400−2500年ほど前に、中国で使われ始めたと考えられています。
日本では、おはしが伝わる前は手を使って食事をしていました。7世紀の飛鳥(あすか)時代に、聖徳太子が随(ずい)(現在の中国)に使者として送った遣隋使(けんずいしが、仏教と一緒におはしを持ち帰りました。初めはピンセットのように端(はし)がつながったもので、のちに現在の2本のおはしに変わり、広まったともいわれています。日本でおはしを使うようになって、約1300年になるんですね。
しかし、1970年代ごろから、おはしをじょうずに使えない人が多いことが問題になってきました。97年の調査でも、おはしを正しく持てているのは、小学校低学年で約10%、中学・高校生で約20%、51歳以上でも約60%でした。そこで、学校や家庭で「おはしの持ち方」を教える努力をするようになりました。そのため、大豆などをおはしでつまんで別の皿に移す「おはしゲーム」などもあります。
またおはしには、どの料理を食べようかと料理の上をあちこち動かす「迷(まよ)いばし」、突き刺さして料理を食べる「刺しばし」、はしとはしで食べ物のやりとりをする「はし渡し」など、してはいけないマナーがたくさんあります。希咲さんも覚えておいて下さい。
8月4日は「はしの日」です。おはしをじょうずにつかって、おいしい食事をみんなで楽しむことができるといいですね。 |
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