2008/05/13 本紙掲載
田上小3年(鹿児島市)
小吹 陸郎(こぶき・りくろう)くん
| プラネタリウムを見に行って、たくさん星があることがわかりました。でも、その星はどうやって生まれるのですか。 |
| お答えします |
井手 学(いで・まなぶ)さん
鹿児島市立科学館(宇宙劇場担当) |
−ガスやちり固まって高温に−
夜空を見上げると、多くの星が輝いていますね。これらの星の多くは恒星(こうせい)と呼ばれます。恒星とは自(みずか)ら光り輝く星のことで、宇宙にある暗黒星雲(あんこくせいうん)で生まれると言われています。
暗黒星雲とは、宇宙空間で特にガスやちりが集まっているところです。後ろにある星の光をさえぎるため、黒っぽく見える部分です。この暗黒星雲のガスやちりが集まると、固まりができます。固まりは大きくなり、だんだん温度が高くなります。
温度が1000万度以上になると、固まりが光り輝いてきます。水素という燃料を使っているのです。水素は花火でいう火薬のようなもので、量が多いほど、より明るく光って見えます。
これが星の誕生です。だけど、まだ人にたとえると赤ちゃんが生まれてきたところです。固まりになったときにまわりに残ったガスが取れると、やっと一人前の星になれます。人でいう成人です。
大きい星ほど光るために燃料をたくさん使うので、寿命が短くなります。ダンプカーのように大きい車ほど、ガソリンをたくさん使うようなものです。逆に小さい星はゆっくり時間をかけて燃料を使います。小さい星の寿命(じゅみょう)は100億年以上で、大きい星の寿命は数百万年から数千万年ぐらいだといわれています。ちなみに、太陽の寿命は約100億年だといわれています。
寿命を迎えた星は大きくふくらんだり、爆発したりします。この時、宇宙に飛び散ったガスやちりが、また集まって、新しい星を作ります。
夜空の星をながめると、ずっと輝いているように見えますが、星にも一生があります。人に比べると、はるかに長い時間だけど、星も生まれたり、死んだりするんですね。 |
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