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( 7/19 付 )

 ドボルザークやスメタナは、現在のチェコの中心部に当たるボヘミアの地が生んだ作曲家である。哀感を帯びた、日本人の琴線に触れる曲もあり、クラシックファンならずとも一度は聴いたことがあろう▼チェコの首都・プラハで毎春開かれる国際音楽祭はよく知られている。毎回、チェコの国民音楽を確立したスメタナの「わが祖国」の演奏で幕が上がる。古い街並みの音楽の都で聴く楽曲は、感動を呼び人を呼んでいる▼霧島市では17日、霧島国際音楽祭が幕を開けた。29回目を迎えたコンサートテーマは「ボヘミアの風−中央ヨーロッパ」。ボヘミアにゆかりのある作曲家の作品などを数多く紹介する▼口開けの「音楽祭へ行こう」は、霧島市役所の多目的ホールで開かれた。ボヘミア地方の民謡形式に基づき書かれたドボルザークのピアノ三重奏曲「ドゥムキー」も演奏された。室内楽作品の傑作の一つとされ、生で聴くチェロやバイオリンの音色は伸びやかで豊かだった▼各コンサートの演奏形式はさまざまで、魅力たっぷり。国内でボヘミアを主題に取り上げた音楽祭はないとの触れ込みだけに、夏休みの1日くらい、足を運んでみたくなる▼演奏会は鹿児島市や都城市でもある。8月3日まで続く音楽祭。緑濃い霧島の森を吹き渡る今年の「風」は、どんな感動を運んでくれるのだろうか。楽しみな夏となりそうだ。


 
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