親子連れで夏休みに親しんでもらうのが狙い。20セット限定で、さお、リールの貸し出しだけでなく、サビキ、ブラクリ、胴突きの3種類の仕掛け、オキアミとキビナゴの餌が付く。受付は午前7時半−午後5時で、最大2時間まで。
今回の体験は6月25日午前9時から。ちょうど満潮。あいにくの雨だったが、篠原さんは「ある程度にごった方が釣れやすい。澄んでいると魚から釣り人が見えて、警戒するから」と教えてくれた。
桜島港一帯を移動しながら釣り開始。記者は胴突き仕掛けを試した。2本針でオキアミを付けて、底近くを狙った。ネンブツダイやオヤビッチャが面白いようにかかり、フグまで釣れた。餌取りばかりだったが、餌を半分にカットしたキビナゴに替えると10センチのアラカブも釣れた。
別売だがアサリのむき身を餌に、堤防際を狙うとカワハギも釣れるという。
篠原さんはキビナゴを餌にブラクリ仕掛けでアラカブを狙った。午前10時40分ごろ、大きくさおがしなり、慣れた手つきで上げると25センチの大物が食い付いていた。その後、立て続けに20センチ前後を2匹上げた。コツを「海底にいるので、底近くを狙って。でも根がかりに注意」と話した。
その後、サビキ釣りをしたところ、豆アジやベラなどもかかった。釣れはしなかったが、近くをアカエイが泳ぎ、ブリかカンパチとみられる大物も海面を跳ねていた。あらためて豊かな海だと感じた。
釣れるのがネンブツダイやオヤビッチャばかりになったので、正午過ぎに釣りを終了。雨と海水、汗にまみれた体を桜島マグマ温泉で洗い流し、気分はさっぱり。家に帰り、アラカブや豆アジなどを空揚げにしておいしく食べた。
篠原さんは「満潮前後がおすすめ。底から上層まで探っていろんな魚を釣り、夏休みの自由研究にしてはどうでしょうか」と話す。同社=099(293)2323。

<2008/07/03 本紙掲載>
桜島周辺から釣果の報告が相次いでいる。子どもから高齢者まで手軽に楽しんでいるようだ。そんな環境を広く知ってもらおうと、国民宿舎レインボー桜島(鹿児島市桜島横山町)が釣りざおレンタルと仕掛け、餌、温泉入浴券付きセットを500円で8月末まで提供している。同町出身で同社員の篠原臣(しのはら・しん)さん(26)から、手軽に楽しめる釣りを教えてもらった。
(文化部・勝目博之)
満潮前後おすすめ/アラカブ、豆アジ…魚種多彩
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