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鹿児島わくわく釣行記
<2008/04/24 本紙掲載>
マダイ 97センチ、11キロ
 “海の王者”と称されるマダイ。97センチ、11キロの大物が8日、鹿屋市の古江沖で釣れた。釣ったのは鹿屋市のタクシー乗務員、大木修史さん(61)。「さおをあおりながらリールを巻き、20分かけて仕留めた」と話す大木さんに当時の状況とコツを聞いた。
さおあおり20分奮闘
 大木さんは釣り歴20年のベテラン。当日は、遊漁船「里美丸」で平山悟船長(56)と2人でマダイを目当てに、古江港を午後1時に出発した。天候は晴れ。30センチのアジが釣れ、入れ食いを期待したものの、次第に南風が強くなり、しけ始めたため、港から約2キロの浅場に移動した。
 「以前、同じ場所でマダイを釣ったことがあり、もし釣れなくなったら浅場に行こうと船長と決めていた」
 移動後の1投目は午後4時。潮の流れは速く、高須方面から垂水方面に流れていた。
テンビンカゴ釣りで、道糸8号、クッションゴム(太さ3ミリ、長さ30センチ)、ハリス8号、チヌ針7号を使用。「ごく一般的な仕掛け」という。
 付け餌とまき餌は生オキアミ。途中で他の魚に餌をとられないよう、まき餌カゴに角を切ったビニール袋を結びつけ、底についたときに餌がでるように工夫もした。
 水深は約40メートル。底から8メートル上を狙った。リールを2回転半ほど開けた直後に、さお先が一気に引きずり込まれるように海面についた。直感で「4−5キロ程度のマダイだ」と感じたという。
 あわてて、持ちざおにし、座り込んで腹に据えた。「負けるような感じはしなかったが、腰を落として構えないと持てなかった」
 ポンピングを繰り返した。途中で4、5回ほど糸を持っていかれそうになったが、ドラグを緩めて調整した。海面にマダイの姿が見えたときは「予想以上に大きくて化け物かと思うくらい」。船長がハリスを持って引き上げ、大木さんがタモですくい上げた。腹には弁当箱大の卵も2つ入っていた。
 大木さんのこれまでの釣果は、4キロのスズキ、オナガグロ2キロ。マダイは1−2キロが最高だった。「自分でもこんな大きいのが釣れるとは思っていなかった。平山船長も『こんな大きいのは見たことがない』と言っていた。次はもっと大きいのを狙いたい」と喜んでいる。
 フィッシング海遊館(鹿屋市)によると「マダイの10キロ以上が出るのは年に1、2回ほどしかないのでは。しかも古江沖でこれほどの大物が釣れるのは珍しい」という。


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