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鹿児島わくわく釣行記
<2008/03/06 本紙掲載>
チヌ35センチ ゲット いちき串木野・土川
 チヌは警戒心が強いため、釣り人の技量で釣果に差が出やすいといわれる。釣り歴10カ月の記者はまだ1匹も釣ったことがない。2月22日、いちき串木野市羽島の沖磯で、ベテラン釣り人がチヌを狙うと聞き、取材した。
(文化部・勝目博之)
記者はボウズ
▲「潮の流れを読んでまき餌を打って」とコツを話す市園俊彦さん
 チヌを狙って20年というさつま町宮之城屋地の会社員、市園俊彦さん(40)と、釣り情報をホームページや情報誌で紹介するフィッシング・グラフ(加治木町木田)代表、森本博和さん(55)に同行した。午前6時、いちき串木野市羽島の土川漁港を瀬渡し船で出発。南に下って約5分後、沖磯「大平瀬(おおびらせ)」に到着した。
 フカセ釣りで、生オキアミを付けた針を遠投し、その近くにひしゃくを使ってまき餌を打ち、チヌを誘い出す方法だ。浮きが沈む動きであたりを見極め、早合わせして口に針を掛ける。
 午前7時前から釣り始めたが、小雨で風が強いうえに沈み瀬が多く、記者は何度も根がかりし大苦戦。一向にあたりがなく、仕掛けを回収すると針に餌が付いたままだった。森本さんは「狙った層に魚がいないということ。タナを30センチ刻みで深くして」。
 タナを深くしたが、浮きは動かずあたりの気配を感じないのに、付け餌は無くなっていた。「チヌは深場から上がって、餌を口先で吟味してくわえ込み、元の層に戻る。浮きが動かないのは、ちょうどチヌの目の前に餌があって、口に含んでも移動する必要がないから。逆に30センチ上げて。そうすれば、チヌが餌をくわえて深場に戻るときに浮きが動く」と森本さん。
▲小雨と強風の中、磯からチヌを狙う森本博和さん(手前)と市園俊彦さん
 アドバイス通りにしたが、あたりによる浮きの動きなのか、波や風による揺れなのか分からず、餌だけ食われ続けた。
 午前8時半ごろ、市園さんの浮きが海中に沈み込んだ。合わせを入れたあと、強い力で引かれた。沈み瀬がある方向に逃げて糸を切れないように、さおを振ってコントロール。落ち着いてタモで35センチのチヌをすくった。午後2時ごろ、森本さんが30センチのクロを1匹釣った。記者は釣れないまま、同2時半に終了した。
 森本さんによると、3月中旬から約2カ月間、チヌが産卵のため浅場に群れて集まってくる「乗っ込みシーズン」に入る。タナが一定しないのが特徴で、磯が狙い目だが、堤防でも朝方に釣れるという。


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