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鹿児島わくわく釣行記
<2007/09/27本紙掲載>
 鹿児島市緑ケ丘町の会社員、前優治さん(42)が1日、桜島小池沖で11.5キロのマダイを釣り上げた。釣り関係者から「この大きさを釣るのは珍しい」と驚きの声が上がるほどの大物。ハリスは4号と細かったため切られる不安があったが、「船ざおとしては長い3.1メートルを使っていたことがよかった」と話した。
  ハリス4号でも… 長いさおで粘り勝ち
▲11.5キロのマダイを釣り上げた前優治さん
 前さんは釣り歴8年。5年前からマダイを狙い、2週間に1回ほど、桜島周辺で船釣りを楽しんでいる。この日は午前6時に友人と2人で同市の鹿児島本港を出港。晴れでべたなぎだった。
 付け餌はボイルオキアミで、まき餌はパン粉と生オキアミを混ぜたもの。水深は約50メートルで、海底より12メートルほど上を狙い、置きざおにして待っていた。
 午前9時前、さお先が海中に引き込まれた。すぐに持ちざおにしたが、底に向かって何度も引き、「海に持っていかれないようにさおをひざに挟んだ」。あまりの重さにエイかサメだと思ったという。
 疲れさせるため、2人がかりでさおを起こしてやり取り。糸が切れないようにゆっくりさおを振り、8分後、海面近くに上げた。「見たこともない大きさのマダイ。タモに入り切れず、2人で船上に上げた。その後も大暴れした」と振り返る。
 自己記録5キロを大幅に上回る釣果に「さおが長いため、その分しなりが効いて魚の力を逃がし、糸が切れなかった」と勝因を話す。
 固いため包丁ではなく手おので切り分け、親せきや友人に配った。「刺し身は脂が乗っておいしかったが、もうマダイは2−3キロ級で十分」と話した。今後、カンパチを狙うという。
 鹿児島県水産技術開発センター(指宿市)によると、「マダイで11.5キロはかなり大きい。おそらく生後10年以上たっているのでは」と話す。
 県内の釣り情報をホームページや情報誌で紹介するフィッシング・グラフ(加治木町木田)の森本博和代表は、「その場所に居着いている主(ぬし)のような魚と思われる。10キロ級だとハリス10号ぐらいが適当なので、釣り上げたのはお見事。さおがしなって魚を疲れさせたことがよかったのだろう」と話した。


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