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決戦前日の夜に牛の持ち主(牛主)や調教師の親族・関係者などが集まり「前祝い」が行われる。牛主は徳之島に住む親族や友人などに牛を預け島外に居住する場合もあり、前祝いでは久しぶりの再会を喜びながら翌日の試合に向けて関係者の気持ちを一つにしていた。
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徳之島の闘牛は、農作業の労働力としてに使っていた牛を、収穫が終わった時期に闘わせたのが始まりとされ、約500年の歴史があるという。徳之島闘牛のタイトル最高峰である全島一優勝旗争奪戦は1月、5月、10月の年3回。多くの牛主や調教師が、全島一を目指して牛のトレーニングに日々励んでいる。
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闘牛の試合は無制限一本勝負。徳之島では鼻綱を外し自由な形で闘わせている。3つの基本技があり、自分の角を相手の角にかけて首を倒す「角掛け」、顔面などに角を突き立てる「突き」、相手のすきを見て腹部などに突進する「腹取り(速攻)」。それぞれの牛が得意技で相手牛に攻め入る。勝敗は審判団が牛の戦意などをみて判定し、長時間動きがない試合は観客の同意を得た上で引き分けとなる場合もある。
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決戦当日、牛を牛舎から出す際にお神酒と塩を角にかけ、関係者らもお神酒と塩で身を清める出陣の儀式を行う。
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地面を踏みつけながら「ハイウネ(そら行け)」などの掛け声で牛の闘争心をかき立てる勢子が、闘いを盛り上げる。勢子は1チーム3人で、牛に付くことができるのは1人まで。自陣の牛の左側に立つ事が決められ、番付の東方は赤色、西方は白色のたすきをかけている。
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試合を制した牛の関係者らは、太鼓や指笛、ラッパの音に合わせ手舞い、足舞いとともに「ワイド、ワイド」と勝利の喜びを爆発させる。
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