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08/06/21
夕刊掲載
役場前バス停
<234> 旧山田村の名残
 
▲町村合併前の歴史をしのばせるバス停名
 
マチカド?散歩 姶良町下名に南国バスの「役場前」という停留所がある。同町の役場は下名ではなく、遠く離れた宮島にあるはず。どうしてだろうと思って調べたら、このバス停の近くに、もともと山田村の役場があった。その名残とわかった。
 姶良町は、山田村、帖佐町、重富村の3町村が1955(昭和30)年に合併してできた町である。合併から半世紀以上たった今、バス停が歴史を物語っていた。
 町郷土誌によると、南国バスが山田村を通るようになったのは1942(昭和17)年。現在、役場前バス停に寄るバスは帖佐駅と木場を結ぶ路線で、月曜から金曜までは1日4往復、土曜は1往復だけ、日祝日は運休となる。
 バス停前に住む下村富子さん(72)は「便が少なくなりました。病院に行くお年寄りなどは困るのではないでしょうか」と言う。
 村役場があった場所には2階建ての山田地区公民館が建ち、片隅に小屋のような町役場山田出張所が建っている。出張所を役場の1つと考えれば、このバス停名はまんざらおかしくないことになる。
 きれいな川が流れ緑豊かな一帯には、穏やかな空気が漂っていた。
 
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