鹿児島市吉野町の道路沿いで、「墓石・墓地レンタル」と書かれた業者の看板を見つけた。墓石や墓地は買うもので、借りるものではないのでは。素朴な疑問がわいた。看板に書かれた電話番号に電話して、「鹿児島墓石」を訪ねた。
市立少年自然の家のさらに上手。高台の鶴丸霊園で同社代表取締役の入佐勇美さん(57)が待っていた。現物を見てもらいましょう、と案内された霊園の一角に、貸している墓石が立ち並んでいた。
高さ80センチと140センチの2タイプがあり、レンタル料は年間で前者が1万円、後者が1万5000円。それぞれ「やすらかに」「つつがなく」などの文字が彫り込まれている。
「墓を建てようにも、お金がない、またどこに建てればいいものか、先も見えない、という人たちのために、とりあえずお骨を安置してもらい、墓参りもしてもらおう、と墓石・墓地セットのレンタルを考えた」と入佐さんは説明する。
一応3年までだが、敷地にまだ余裕があるため、更新も可能。このビジネスを始めて4年目の今、12基を貸しているという。
「今の時代のニーズに合っていると思う」と入佐さん。
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