鹿児島市下荒田4丁目の市道沿いの駐車場に、「花咲爺(はなさかじいさん)専用駐車場」と書かれた看板が立っている。読みようによっては、文字通り花咲爺さんという名前のおじいさんのためだけの駐車場とも読める。では、このおじいさんって、いったい誰?
実は、ここでいう花咲爺さんは、横にある食事とコーヒーの店の名前。つまりこの店専用の駐車場というわけだ。
「そう言われるとそうかと、笑ってしまいました」と話すのは店主の小山重行さん(46)。どうでもいいような記者の指摘に、小山さんはまるで花咲爺さんのような満面の笑みで応えてくれた。
この屋号を考えたのは前の経営者で、小山さんが12年前に店を引き継いだときには、既にこの名が付いていた。「『花じい』とお客さんたちに親しまれていたので、そのままにしました。だって覚えやすいし、インパクトがあるでしょ」と言う。
初めは客から店名の由来をよく聞かれた。「でも悪く言われたことはありません。縁起の良い昔話の名前ですから」と小山さん。
駐車場のおかげで遠方から来る客もいる。商売が満開になればいい。
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