鹿児島市草牟田町の国道3号沿いにあるラーメン店「文炎」の営業看板は目を引く。「営業中」ではなくて、「開校中」だからだ。まるで昔の小学校のような木造建築の入り口の柱に、「開校中」と楷書(かいしょ)で書かれた木札が掛かる。
にこやかに応対した赤塚仁美さん(24)によると、2006年7月にオープンする際、学校風の店にしようとスタッフで考えた。
外観はもちろん、店内にアイデアを凝らした。昔の小学校にあったような木の床に木の机といすを配置。壁には、例えば「3年は組」などの教室名や「職員室」「販売部」などの横長の木札を取り付けた。
大小の黒板もいくつか用意し、クイズ、鹿児島弁などを週替わりで紹介したり、唱歌の歌詞を書いたりしている。
販売部コーナーでは、レトロな駄菓子を販売する凝りよう。「小学校の跡ですか、と尋ねるお客さんもいらっしゃいます。おかげでお客さんとの会話がはずみます」と赤塚さん。よく見ると、赤塚さんの胸の名札に「教頭」とある。副店長のことで、店長は校長と付けているそうだ。
というわけで、営業中も開校中となった次第。遊び心がいっぱいだ。
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