鹿児島市桜ケ丘8丁目にある鹿児島大学付属病院の眼科外来付近で、壁の張り紙に目がとまった。「平成20年3月より電子カルテ導入に伴い、診察待ち時間が非常に長くなっています。場合によっては3〜7時間かかることもあります。ご理解ください」。こう書いてある。
電子カルテと聞けば、効率化や時間短縮を想像するのが普通だろう。なのに、これを導入したことにより逆に時間がこんなにかかるとは。いったい、どういうことだろう。
同病院によると、他の科は昨年1月から電子カルテを導入したが、眼科は各種診察機器との接続に手間がかかり、この3月から導入した。まだ操作に不慣れなこともあり、こんな張り紙となった。「あくまでも一時的なもの」という。
眼科外来はもともと患者が多い。1日200人が訪れる日もあり、待ち時間は長くなりがち。これに電子カルテ導入が加わったため、会計まで含めてあえて最大限の所要時間を表示したらしい。「言葉足らずの表記だった」と病院。張り紙は既に撤去した。
この国を見渡せば、効率化のはずが、逆に非効率になっている例がたくさんありそうだ。
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