鹿児島市易居町に「九乃45」という名の飲み屋がある。まるで掛け算の九九みたい。いったい何と読むんだろう、いったいどんな意味があるんだろう、と思っていた。去る夕方、たずねてみた。
読み方は、文字通り「くのよんじゅうご」だった。では意味は?
店主の赤尾篤さん(56)によると、「九」は一緒に店をやっている妻久美子さん(47)の「久」、「45」は開店当時に久美子さんが45歳だったから。「乃」は語呂合わせという。
3年前に脱サラして始めた店の表に立って頑張る奥さんに敬意を表して付けた“愛妻屋号”だった。
「初めてのお客さんは必ず質問する。どういう意味ですか、と。つまり会話のきっかけになるんです」と赤尾さん。「1度目は、考えてみてくださいと言う。2度目に来られたとき明かします。後で知ったんですが、ここは昔、たまたま易居町45番地だったらしいんです」。奇遇だ。
これまでに「45って、ひょっとしたら45歳の時に開店した意味では」と当てた人もいる。この店は居酒屋を「癒座花夜」と表記する。「花の夜に座って心を癒やしながら飲んでもらおうと」考えた。
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