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07/08/18
夕刊掲載
川柳の師が詠んだ句
<213> 階段の暖簾
 
▲フェルトペンで書かれた文字も味がある暖簾
 
マチカド?散歩 鹿児島市東千石町の天神おつきやぴらもーる沿いの3階建てビル。2階から3階へ上る階段の途中に暖簾(のれん)が下げてある。しかも、何やら句が書いてある。
 「小夜福子が好きでたまらぬホの十五」
 何のこっちゃ。日替わりランチを食べるため2階の喫茶店に上るたび、不思議に思っていた。
 3階の住人で、このビルのオーナーである増田兼三さん(87)を訪ねる。暖簾を下げた張本人らしい。
 増田さんは日本一大きな川柳結社「番傘」の同人。暖簾は、番傘主幹の礒野いさむさんからもらったもので、暖簾の句は礒野さんの作という。
 増田さんが人づてに聞いた話によると、礒野さんは宝塚スター・小夜福子さんの大ファンだった。小夜さんの舞台を見るとき、ちょうど見やすい「ホの十五」席にいつも座っていた。句はこれを詠んだ。「ほの字」の「ほ」も引っかけて。
 増田さんが階段に暖簾を下げたのは、目隠しと、鹿児島川柳クラブの代表であることの意思表示。そういえば、1階入り口に同クラブの看板も掲げてある。
 1991年に千葉であった国民文化祭で得た特選が自慢。「お醤油が焼ける 日本の祭りだな」。
 
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