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07/03/24
夕刊掲載
組み立て後、海上輸送
<198>  荒野の鉄橋
 
▲手前が中央径間ブロック。海面から最上部までの高さは55メートルになる
 
マチカド?散歩 鹿児島市七ツ島2丁目。石川島播磨重工業鹿児島工場跡地の前を車で通りかかり、広大な荒野のかなたに立つ構造物に気づいた。鉄橋に見える。道路近くのプレハブ事務所の壁に「牛根大橋上部工作業所」と書いてある。そうか、桜島と垂水市牛根を結ぶ橋を、ここで組み立てているのか。
 国土交通省大隅河川国道事務所によると、牛根大橋は、大雨が降るとよく通行規制される国道220号の牛根麓地区に架けるバイパス橋。危険個所を避けて桜島へ渡す。長さ381メートル。中央径間が260メートルあるバランスドアーチ橋。同橋としては中央径間が九州で最長、全国でも3番目の規模になる。
 三菱・宮地・高田特定建設工事共同企業体所長の黒川正文さん(57)の案内で、現場へ向かう。空き地がとにかく広い。車で進む。橋は岸壁そばで起点側、終点側、中央径間の3ブロックに分けて組み立てており、一番大きい中央径間部の重量は3700トンになる。
 「架設現場の工期を短縮するのが、ここで組み立てる理由。精度をいかに高めるか、気を使う」と黒川さん。夏、日本最大のクレーン船でブロックごとに45キロの海路を8時間かけて運ぶ。見ものだ。
 
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