甲突川・武之橋たもとの鹿児島市下荒田1丁目にあるビルの1階。ウインドー越しに、ユニークな飾りが見える。画廊に展示してもよさそうな造形作品だ。入居している会社は富士ゼロックス鹿児島。どんなかかわりがあるのだろう。
作品は草月流華道教授、福島敏子さん(65)=南林寺町=とスタッフが置いた。高さ約2.6メートルの鉄筋柱3本を囲むように、白とピンクの7個の“袋”がつるしてある。竹ひごの骨組みを伸縮性の布で覆ったもの。福島さんによると、テーマはバレンタイン。そういわれれば、ふわっとしてやさしい感じがする。
ある日、福島さんの造形作品展を見た同社の北原幸雄社長(58)が気に入り、会社に飾ってもらうことにした。一昨年12月から開始し、1階ロビーに月替わりで作品を置いている。
「文化・芸術に貢献するのは会社の方針。市電の中からも見えると客に言われます」と総務課の古栫昭子さん(38)。同課の赤崎耕造さん(46)は「次はどんな物が現れるかと興味がわきます」と言う。
「人と違うことをやれるのが草月流の良さ」(福島さん)らしいが、出入りする人の邪魔にならないよう心を配る。
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