日置市伊集院町徳重の商店街。「ラウンジ花満」という店の外壁に、男性の似顔絵が掛けてある。日焼けした精かんな顔つき。バックには噴煙を上げる桜島が描いてある。誰が見ても歌手の長渕剛だ。で、どうしてここに長渕なのか。
ママの服部幹子さん(53)によると、知人を通じて同市日吉町の玉利正さん(68)に頼み、絵を描いてもらった。昨年11月のこと。
「店のカラオケで毎晩誰かが必ず長渕の歌を歌います。長渕は伊集院に住んでいたことがあるそうです。お客さんの勧めもあって、店をアピールするために似顔絵を掛けようと考えました」。店内ではなくて外壁にしたのは「店が道路から引っ込んでいるので目立つように」。おかげで、「長渕の絵を見て入ってきた」と言う客もいる。
玉利さんは若いころ映画館で時代劇スターの看板を描いていた。東京に住む長男希一さん(35)がたまたま長渕の後援会に入っていたため、長渕の写真が載っている会報を送ってもらい、参考にした。革ジャンを着てギターを手に持つ写真をトリミング。顔をアップにした。
花満は「カマン」と読ませる。長渕が「おいで」と言っているようだ。
|
|